幻影フォトグラフ

Information

頒布価格(イベント):

¥700

頒布場所:

2014年11月2日

科学世紀のカフェテラス 紀29 やぁい!

頒布形態:

B5サイズ同人誌 + 音楽ダウンロード

Story

Music

Music List

  • 01
    Greenwich Tea Time
    Arranger: 香咲 穣
    天空のグリニッジ
  • 02
    忘失の地を往く
    Arranger: Kaya
    イザナギオブジェクト
  • 03
    鏡の中の秋節
    Arranger: らん
    天鳥船神社
  • 04
    Paws, Fur, and Whiskers
    Arranger: 楷ノ木かえで
    お宇佐さまの素い幡
  • 05
    付喪神達の例大祭
    Arranger: みずも
    佐渡の二ッ岩

SS + Illust

Episode of "カフェ グリニッジ"

Sample

Episode of "高千穂"

Sample

Episode of "石上神宮"

Sample

Episode of "鎌倉 荏柄天神社"

Sample

Episode of "二ツ岩大明神"

Sample

Credit

Produced by
みずも
Original Musics
Zun
SS
みずも
Kaya
SS文章校正
あおこめ
なめ
クロスケ
Illust
えく
ひそな
ヲトシベ
寂びたれ
こめ
Design
みずも
Kaya
Photo
みずも
でね
Kaya
楷ノ木かえで
安里
らん
Music
みずも
香咲 穣
Kaya
楷ノ木かえで
らん
Mastering
マシュー
Web
Kaya

本作品は上海アリス幻樂団様の東方Project、及びZun's Music Collectionの二次創作です。

カフェ グリニッジ

「十八時半ちょうど、今日は珍しく時間通りね」

第一声からそう冷やかされたけれども、世界標準時刻を冠したカフェに呼びつけられたのでは遅れるわけにはいかない。それを察してか、メリーが重要な話をするときにはしばしばここを集合場所にする。

この店は落ち着いた雰囲気と相まって時間が過ぎるのを忘れてしまう。標準時間がこのカフェの中では異世界の動きになっているようだ。今回も、メリーがまた夢から変なものを持ってきてしまったということで、急遽呼び出されたのであった。メリーが今回持ってきたものはカメラであった。

高千穂

高千穂峡入り口で売っているお団子は名物だけあって大変に美味しい。あつあつの団子を頬張ると口の中に香り豊かな味噌と胡桃の風味が広がる。……と、早速脱線しかけたけれど、私たち秘封倶楽部はこの前見つけた不可解な写真とカメラの謎を追って、今度は高千穂を訪れたわ。

今回のレポートは私、マエリベリー・ハーンが担当します。蓮子が飽きたっていうのですもの。日本の地理にはあんまり詳しくないのだけれど、高千穂は古くから神話の舞台として有名ではあったものの、昨今のオカルトブームの後押しもあってか、すっかり観光客相手のお店が立ち並ぶ町となっているそうよ。

確かにそこらかしこに飾り物や神楽のための社があって……そう、ずっとお祭りをしているようなそわそわした雰囲気だったわ。

石上神宮

奈良という場所は前世紀には人も少なく野山が広がっていたらしい。ところが、京都に首都が遷ってからは、京都に比較的近く手頃なベッドタウンとして急激に発展。特に近年の流行、つまりテクノロジーと精神的文化の融合、なんてコンセプトで作られた都市も多くて、暮らしやすい県ランキングでは上位にランクインしている、というのが私の奈良に対する認識。

実際のところ大学が京都にあるし、お店も京都中心街まで出れば沢山揃っているので、これまではわざわざ南の方まで足を伸ばす機会は無かったの。

蓮子も奈良は行ったことはないと言っていたから、今回が初めての秘封倶楽部、奈良進出ってわけね。今回の私たちの目的地は……石上神宮。奈良県の北の方にあるお社よ。

鎌倉 荏柄天神社

メリーばかりにレポートはお願いできないので担当は私、蓮子に戻ります。

首都が京都に移転した今でも鎌倉は観光地として発展している。京都の海に出るよりもこちらに出る人が居るというぐらいだ。それでも少し外れたところの神社は人波が落ち着いているため、私達秘封倶楽部の活動もやりやすいというものである。

かつて幕府があった場所だけあって、周りには時代を感じる物が数多く残っている。通り道一つとっても非日常的な雰囲気を醸し出している。古く、文字が消えつつある看板を頼りに、ようやく今回の目的地である荏柄天神社に到着することができた。

二ツ岩大明神

新潟から船に揺られつつ佐渡へ到着。着いてすぐに腹ごしらえをした。周りが海に囲われているだけあって、海産物が旨い、旨いのだ。いや、海産物の魅力にやられている場合ではない。そう、私たちは秘封倶楽部なのだ。こんなことに負けているわけにはいかないのだ。地酒の日本酒と食べたら幸せだろうなぁと後ろ髪を引かれつつも、私達は目的地を目指した。

船着き場である両津港から遠いため、到着まで時間がかかった。だた、どうにかこうにか二ッ岩大明神に到着した。足が棒だ。

二ッ岩大明神というと、団三郎狸という狸の親分を祀っている所である。